これからビットコイン(BTC)を含む仮想通貨取引を始めてみたいものの、仮想通貨取引所の選び方や口座の開設方法がわからず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
複雑そうに見える仮想通貨投資ですが、実は簡単な手続きのみでスタートできます。
適切な始め方やステップを理解しておくと、投資初心者であってもスムーズに仮想通貨の取引を開始できるでしょう。
この記事では、仮想通貨の口座開設から取引開始までの流れを解説します。
目次
ビットコイン(仮想通貨)の始め方
ビットコインを買うためには、暗号資産(仮想通貨)取引所の口座を開設する必要があります。
スマホからなら、最短当日で口座開設を完了し、ビットコインを買うことも可能です。
ここでは、ビットコインを買うまでに必要なことを解説していきます。
ビットコインの買い方・始め方
ビットコインの買い方・始め方
- アプリをダウンロードする
- 手順に沿って口座開設をする
- 口座に日本円を入金する
- ビットコインを購入する
アプリをダウンロードする
暗号資産(仮想通貨)取引所の口座開設はスマホアプリから行うと簡単で便利です。
例として、コインチェックの場合は公式サイトから口座開設を選択し、登録するメールアドレスとパスワードを入力すると、口座開設用フォームに簡単にアクセスできます。
本人確認を完了させる
ビットコインを購入するためには、本人確認が必要です。
本人確認には年齢氏名や住所といった必要事項の入力と共に、書類の提出が必要です。
本人確認用の書類として有効なものは顔写真付きの身分証明書で、運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなどが挙げられます。
書類の顔写真と実際の顔を照合させるために、顔を撮影する必要がありますが、スマホのインカメラを使用すると簡単です。
口座に日本円を入金する
ビットコインを購入するための資金を開設した口座に入金しましょう。
コインチェックの場合は、「銀行振込」「コンビニ入金」「クイック入金」に対応しています。
いずれの方法でも入金する金額を入力し、確定のボタンをクリックするだけです。その後、画面上に現れた案内に沿って必要な手続きを行いましょう。
ビットコインを購入する
口座に入金できたら準備は完了です。取引銘柄からビットコイン(BTC)を選択し、購入してみましょう。
コインチェックのスマホアプリでは、販売所で取引できる銘柄が一覧で表示されており、好きな銘柄をタップすると、すぐに購入・売却ができます。
ビットコイン(仮想通貨)を買う2つの方法
仮想通貨取引所でのビットコインの購入方法は、「販売所形式」と「取引所形式」の2つに分けることができます。
今回は、コインチェックの口座を開設したと仮定して、実際のビットコインの買い方を紹介します。
販売所方式でビットコインを購入する場合
販売所方式の場合、仮想通貨取引所の運営者側と直接取引を行うため、注文内容が即座に反映されます。
ただし、スプレッド(実質的な手数料)が高くなりやすい点には注意が必要です。
コインチェックの販売所でビットコインを購入する際は、会員ページの左側メニュー「販売所(購入)」の項目を選択します。
さらに「BTC」の銘柄を選択し、購入する数量を入力します。
最後に「購入する」のボタンをクリックすれば、ビットコインが購入できる仕組みです。
取引所でビットコインを購入する場合
取引所は、仮想通貨取引所の運営者側ではなく、トレーダー同士で仮想通貨の取引を行う方法です。
コインチェックの取引所でビットコインを購入する際は、会員ページのトップ画面を確認します。
中央に注文板と呼ばれるレート一覧が並んでいるため、それを参考にしつつ、左側の「レート・注文量」の項目に数値を入力します。
または、注文板に表示されているレートをクリックすると、注文欄の「レート」が自動的に反映される仕組みです。
最後に「注文する」というボタンをクリックすれば、注文の受付が完了します。
ビットコインはいくらから始められる?
取引所によって異なりますが、大抵の国内取引所では、数百円~数千円からビットコインを購入することができます。
2024年10月のビットコインの価格は、1BTC=1,000万円ほどと高額ですが、実際の取引に用意する資金はそれほど必要ありません。
仮想通貨は数ある投資対象の中でも特に少額から始められることが魅力です。
他の金融商品と必要な資金額を比較して見るとその手軽さがよくわかるでしょう。
また、少額から始めるなら積立暗号資産もおすすめです。
積立暗号資産(仮想通貨)とは、毎月・毎週など一定の期間に一定の金額の仮想通貨を購入する方法です。
ビットコインを買うメリットとデメリット
ビットコイン(BTC)とは、世界初の暗号資産であり、世界で最も流通している暗号資産でもあります。
法定通貨に代わる決済手段として開発された経緯があるものの、誕生より投資・投機手段としても人気を集めています。
ビットコインは株や不動産といった既存の金融商品とは異なる性質を持ち、利益目的でビットコインを購入する場合は、メリットとデメリットを理解してくといいでしょう。
ビットコイン(仮想通貨)を買うメリット
ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)の最大の特徴は、値動きの幅を意味するボラティリティの大きさです。
また、ビットコインはアルトコインを購入するための原資としても活用されています。
たとえば、海外の仮想通貨取引所では、日本円に対応していないケースが多いため、イーサリアムやリップル、バイナンスコインといったアルトコインを購入するため、ビットコインを入金する方法が一般的です。
ほかの仮想通貨を購入するための原資として活用しやすいのもビットコインのメリットです。
ビットコイン(仮想通貨)を買うデメリット
ボラティリティの大きさはメリットになる反面、デメリットにもなり得ます。
株式相場の暴落や金融ショック、経済危機などの影響で価格が下落した際は、ボラティリティが大きいがゆえに下落幅も大きいのが難点です。
また、資産を預けている仮想通貨取引所がハッキングを受けたり、自身の仮想通貨ウォレットが狙われたりと、資金流出のリスクが高いのもデメリットのひとつです。
ビットコイン投資を始める際は、できるだけ強固なセキュリティの仮想通貨取引所を選ぶほか、信頼できる外部ウォレットに資金を移動するといった工夫が必要でしょう。
ビットコイン(仮想通貨)を始める前に知っておくべき注意点
ビットコインは株や不動産といった他の金融商品に比べ、価格の変動幅が大きい事が特徴です。
ビットコイン投資を行う際は、いくつか注意すべきポイントが存在するため、気持ち良く資産運用を行るよう、以下の点には十分な配慮が必要です。
レバレッジ投資は資産運用に慣れてから行うこと
レバレッジとは、少額の資金で多額の運用資金を扱えるようにする制度です。
仮想通貨投資では、口座に預け入れた証拠金に対し、最大2倍までの運用資金を扱えます。
たとえば、50万円の資金を口座に入金したとすると、最大100万円分の銘柄を購入し運用できるようになります。
最大2倍の運用資金を扱えるということは、価格変動の影響が2倍になるということです。
つまり、値上がりしたときも値下がりしたときも、損益が2倍になるため、価格を適正に予測できないと大きな損失が発生します。
また、レバレッジ取引では、証拠金に対する含み損の割合が一定水準を超えると、「ロスカット」と呼ばれる強制決済が実行されます。
ロスカットは投資家が大きな損失を抱えないようにする予防策ですが、意図しないタイミングで保有銘柄が売却されてしまうのが欠点です。
投資に慣れない間は、将来的な価格を予想したり、含み損をうまくコントロールしたりするのが難しいものです。
そのため、レバレッジ取引を行うのは投資環境にある程度慣れてからが良いでしょう。
損切りラインを事前に設定しておく
ビットコイン投資はリスクヘッジが重要。読みに反して価格が下落した際に、必要以上の損失を被らないために「いくら以下になったら売る。」という損切りラインを事前に設定しておきましょう。
例えば、ビットコインの購入後に価格が下落していくと、価格の回復を待ってしまいがちですが、下落トレンドから抜け出さない場合、損失はどんどん膨らんでしまいます。
価格がうまく上昇している場合でも、反転して下落し、購入時の価格を下回る可能性も否定できません。
このように事前に売却する価格を設定しておくだけで、確実に利益を狙い、損失を最小限にすることが期待できるでしょう。
まとめ
この記事では、仮想通貨の口座開設から取引開始までの流れを解説しました。
これを機に、みなさんも仮想通貨投資を始めてみてはいかがでしょうか。
20代のサラリーマン。
将来が不安になり、投資に興味を持ち始めた。
特にNISAに関心があり、休日に少しずつ勉強している。
初心者向けに投資に関する情報は発信中。