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基礎知識 株式投資

株・投資初心者が失敗を避ける方法!正しい知識を身に着けよう!

日本株や米国株などの株式投資は投資信託とは異なり、投資したい企業の株を直接購入できるだけでなく、配当や株主優待を受け取ることができ、成功すれば大きな利益を期待できる投資方法です。

株式投資を始めようと考えている方の中には、何から手をつければ良いのか迷っている方も多いでしょう。

失敗を恐れて最初の一歩を踏み出せない方もいるかもしれません。

この記事では、株式投資を始めるにあたって、初心者が身につけておくべき基本的な知識に焦点を当てて解説します。

株に興味があるけれどもなかなか始められない方は、最後まで読むことで大きな失敗を避け、堅実な投資を実践できるようになるでしょう。

 

初心者必見!株式投資の基本

株の選び方を知る前に、まずは株式がどのようなもので、どれくらいの金額から投資できるのか、リスクがどれくらいあるのかを知ることが重要です。

 

株式とは何か?

株式とは、株式会社が自社の設備投資やその他の活動資金を調達するために発行するものです。

株式会社は株式を通じて投資家から資金を集め、投資家は保有する株数に応じて会社の経営に参加する権利(議決権)や、配当金を受け取る権利を得ます。

株式には大きく分けて証券取引所で不特定多数の投資家が自由に売買できる上場株式と、証券取引所では売買できない非上場株式の2種類があります。

一般的な株式投資は、トヨタなどの上場企業の株式を購入することを指します。

これにより、株価の上昇による利益や配当金、株主優待を期待するのです。

 

株はいくらから購入できるのか?

株の購入価格は銘柄によって異なります。

例えば、トヨタの株を購入する場合は1株あたり1,865円が必要です。

100株購入するには、18万6,500円が必要です。

日本株は通常100株単位での購入が基本ですが、SBI証券やマネックス証券、楽天証券では1株から手数料無料で購入できます。

日本株の1株投資では、最も高価な銘柄でも7万円以内で購入可能です。

また、米国株も1株から購入可能です。

1米ドル=136円と仮定すると、Appleの株は1株あたり約2万3,000円です。

株価が低い企業の株であれば1万円未満で購入できるものもあります。

日本株では、3,700社以上の銘柄が1万円未満で投資可能です。

 

株価の変動要因

ここでは、株価が変わる4つの要因について解説します。

 

経済的要因

経済的要因とは、簡単に言えば景気の状況を指します。

4つの要因の中でも経済的要因は株式市場全体に大きな影響を与える力を持っています。

例えば、2008年のリーマンショックでは、業種を問わず多くの企業の株価が急落しました。

一方、2012年12月に第2次安倍政権が打ち出した「アベノミクス」という経済政策や金融政策により日経平均株価は一時的に3万円を超える水準まで上昇しました。

 

社会学的要因

社会的要因は地政学的要因ともいわれ、主に戦争や災害によって株価が変動します。

一時的に大きく株価は下がりますが、しばらくすると元に戻ることが多いです。

近年発生した新型コロナウイルス感染症の拡大やウクライナ戦争も社会的要因のひとつです。

 

株式市場の要因

株式市場の要因は主に投資家の売買動向や市場の取引規制があります。

日本株は海外投資家の売買金額が大きいため、海外投資家の動向によって左右される傾向が強いです。

 

個別要因

株価の変動は、主に企業の業績に依存しています。

専門家は事前に業績予想を立てますが、予想を上回った場合でも株価が必ずしも上昇するわけではありません。

株価は多くの要因が複雑に絡み合って動いているため、初心者は短期的な業績にとらわれず数年先を見据えた長期的な視点で投資判断を行うことが望ましいです。

 

初心者におすすめの株の選び方

ここでは、初心者におすすめの株の選び方を全部で5つ紹介します。

 

配当金で選ぶ

長期的に株を保有する場合、配当金を基準に株を選ぶ方が初心者には理解しやすいです。

配当金は株価によって大きく変動するため、他の企業と比較する際には配当利回りという指標を使用しましょう。

配当利回りは、株価に対する配当金の割合を示すものです。

 

■配当利回りの計算方法

配当利回り(%)=1年間の配当金÷株価×100

 

配当金は会社の正式な決定(決算発表など)がない限り予測に過ぎないため、予想配当利回りと表現されることが多いです。

例えば、トヨタの予想配当利回りは2.95%です。

有名企業が多数上場している東証プライム市場の平均配当利回りは2023年4月時点で2.18%であり、3.0%を超える株は高配当株といえるでしょう。

なお、楽天証券のスマホアプリ「iSPEED」を使えば、おすすめスクリーナーの「高配当銘柄」で簡単に絞り込むことができます。

安定した配当を求める場合、配当利回りだけでなく配当性向も確認した方が良いです。

配当性向とは、1年間の利益のうち何%を配当金として支払っているかを示す指標です。

配当性向が100%を超えている株は直近の利益だけでなく過去の利益から配当を出しているため、将来的に配当金を維持できないことが多いです。

配当性向が100%未満でも、80%を超えると配当を減らす企業もあります。

配当性向は、楽天証券のスマホアプリ「iSPEED」で会社名を入力し、四季報で1株利益と1株配当を比較することで簡単に計算できます。

長期的に安定した配当金を求める場合、少なくとも1株配当の2倍以上の1株利益がある企業を選ぶのが無難です。

 

株主優待で選ぶ

日本の個人投資家には株主優待が非常に人気です。

株主優待とは、一定数以上の株式を保有する投資家に対して、自社の製品やサービスを提供する制度のことです。

しかし、株主優待は日本特有の制度であり大口投資家が冷遇されることから海外の投資家には不評です。

2019年以降、優待を廃止する企業が増え始め、廃止はしないものの業績悪化などを理由に優待内容を縮小する企業も見られます。

株主優待を選ぶ際には自社商品(自社販売商品)の割引券や優待券を提供している企業を選ぶと良いでしょう。

自社商品を直接受け取るよりも、自分が欲しい商品を購入しやすくなります。

また、クオカードは株主優待として人気がありますが、配布コストが高いため廃止されやすい傾向がありますので避けることをおすすめします。

株主優待は、楽天証券のスマホアプリを使って、月ごとの優待を種類別に検索することができます。

 

企業の業績で選ぶ

株価の上昇による利益を狙うなら、企業の業績を基準に選ぶと良いです。

配当や株主優待を目的とした投資と比べるとどれくらいの利益が得られるか予測しにくいですが、将来性のある企業の株を購入できれば大きな利益が期待できます。

将来性を判断するには、売上や利益(営業利益や経常利益)が着実に増加しているかを確認するのが良いでしょう。

ベンチャー企業の場合は売上を重視し、大企業や有名企業の場合は利益を重視して判断します。

ベンチャー企業なら売上高の変化率が+10.0%以上、大企業や有名企業なら売上高変化率と経常利益変化率がそれぞれ+5.0%以上を目安にすると良いです。

楽天証券の「iSPEED」では、おすすめのスクリーナーにある「成長企業」や「成長・有望株」で絞り込むことができます。

 

株価の動きで選ぶ

株を購入する際には、株価の動き(チャート)を見て購入のタイミングを大まかに判断することが重要です。

基本的なチャート分析ができれば、株価が高いときに飛びついて損失を被るリスクをある程度回避できます。

チャートの基本要素は、ローソク足、移動平均線、出来高の3つです。

 

ローソク足

ローソク足は、株価を見るために必要な4つの要素(始値、終値、高値、安値)を示す図です。

1本のローソク足で1日の値動きを示すものを日足、1週間の値動きを示すものを週足といいます。

 

移動平均線

移動平均線は、特定の期間における株価(終値)の平均を示す線です。日足チャートでは、5日、25日、75日の移動平均線がよく使われます。

1本の線だけで分析するのではなく、5日移動平均線(短期線)と75日移動平均線(長期線)など、異なる期間の移動平均線をチャートに表示して分析することが一般的です。

短期線が長期線を下から上に突き抜けるときをゴールデンクロス、その逆をデッドクロスといい、それぞれ株価上昇、下落のシグナルとされています。

 

出来高

出来高は売買高とも呼ばれ、一定期間における売買成立株数を示す棒グラフです。

日足チャートの場合、1本の棒グラフが1日の出来高を表します。

株価が急激に動くときには出来高が急増する傾向があり、売買のタイミングを知るための一つの指標となります。

 

楽天証券のスマホアプリ「iSPEED」を使えば、会社名で検索するだけでメイン画面にチャートが表示されるので、直近の株価の動きを簡単にチェックできます。

ただし、チャートは過去の値動きに基づくものであるため、会社の業績や世の中の動向も併せて確認し補助的に利用することをおすすめします。

 

株価指標から選ぶ

株価の指標を用いて選ぶ方法もあります。

よく使用されるのは「PER」と「PBR」の2つです。

PERは株価収益率とも呼ばれ、株価が1株当たりの利益の何倍であるかを示します。

PBRは株価純資産倍率とも呼ばれ、株価が1株当たりの純資産(会社の資産)の何倍であるかを示す指標です。

どちらの指標も数値が低いほど割安と判断されます。

PERとPBRは組み合わせて使用されることが一般的で、日経平均のPERやPBR、または同業他社のPERやPBRと比較して割安か割高かを判断することが多いです。

日経平均のPERは13.73倍、PBRは1.24倍であるため、これらの数値より低いものは割安といえます。

楽天証券のスマホアプリ「iSPEED」を使用すれば、会社名で検索して「指標」をタップすることでPERやPBRをはじめとした各種指標を確認することができます。

ただし、割安だからといって株価が必ずしも上昇するわけではありません。

日本株には株価が会社の資産よりも低いPBR1倍未満の株、いわゆる万年割安株が多数存在します。

あくまで参考指標の一つとして、チャートや業績と併せて確認することが重要です。

 

まとめ

今回は、株式投資を始めるにあたって、初心者が身につけておくべき基本的な知識に焦点を当てて解説しました。

この記事が、みなさんが株式投資をはじめるきっかけになれば幸いです。

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